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2011年12月31日土曜日

宮城県石巻市「石巻復興支援ネットワーク」を訪問しました。

「石巻復興支援ネットワーク」の訪問
石巻で仮設住宅のコミュニティ活動を始めとして積極的に多彩な活躍されている、「石巻復興支援ネットワーク」様を訪問しました。(以下敬称略)
「かものはしプロジェクト」から支援に派遣されている渡部さん、そして団体の代表の兼子さんにお話を伺いました。
「石巻復興支援ネットワーク」は、任意団体で発足しはじめは、代表の兼子さんを中心として、子供たちの活動支援、子育て支援や地域交流を行なってたようです。
3月11日の東日本大震災を機に地域支援、復興活動へと活動を移行しました。
(任意団体でしたが、11月にNPOとしての認可がおり今後はNPO団体として活動)
今回の訪問の目的は、石巻の現状はどのようになっているのか?
「石巻復興支援ネットワーク」がユニークなコミュニティ活動をしているので、その活動を伺う事でした。
「石巻復興支援ネットワーク」としての活動は大きく3つありました。
1.子供の支援
2.コミュニティ支援
3.NPOや各種団体と現地の組織とのマッチング

となります。
1の子供たちの支援については、被災後家や家族が流され、家族を失った子どもたちもいます。
そんな子どもたちへのサポート活動を行なっています。

WMI 「1万本のミサンガ作り」
震災後は、子供たちも何かしたいという思いから、
WMI(We make Ishinomaki)として、中高生の4人が中心となり、1万本のミサンガ作りが進行中。
支援者の方々にお渡しています。

石巻と神戸の学生交流プログラムや様々な子供向けのイベントの企画と実施。
現在は、キッズ・メディア・ステーションの発案と協賛で、石巻日日新聞と連携をして、「子供日日新聞」の発行を目指したワークショップの開催などユニークな活動をしています。
この「子供日々新聞」は2月発行予定。

2のコミュニティ活動は、主に仮設住宅内のコミィにティの活性化を行なっています。
減税、石巻市内にある仮設住宅は110カ所。7300世帯になります。
その中で最大の1150戸の仮設住宅に対してイベント活動をしています。
スタッフが約10人でそのうちの3〜4人は日々開催されるイベントの企画と運営で仮設住宅内で活動しています。
仮設住宅の中に集会所があり、そこで女性向け、男性向け、子育てのお母さん向け、高齢者向けと対象別に様々なプログラムを組み、引きこもりになりがちな住民に一人でも多く集まっていただき横の連携や交流を築いています。
人気のあるイベントに、「絵手紙教室」がありこのプログラムは開催数も多く毎回ある程度の人衆が参加するとの事。このイベントは市内の絵手紙サークルが支援をしています。

毎日開催されるプログムは、全てを石巻復興支援ネットワークで実施しているわけではなく、東京をはじめ各地の支援団体やサークルからの協力依頼があり、それをプログラムとして取り入れてマッチングさせる事も団体の大切な役割となっています。
それが3の活動に繋がっています。

子育て中の女性や若い男性は、現在そして将来に対する不安から強いストレスが掛かっています。ともすると、生きがいを見失いがちになる住民へ、仕事を創出することにより明日への寄贈を見出してもらおうという活動も行い始めています。
ボランティアの中に学生が多いことから、子供たちの勉強を見てもらい子供基礎学力強化をしています。しかし、勉強をするためのモチベーションには子供たちへの未来への希望も必要です。
これからの石巻市を地場産業を再生させつつ、子供たちにとり魅力ある町、希望の持てる町にしていく事が、今後の石巻市(に限りませんが)にとり大きな課題です。
震災の後処理から、2012年は次の再生・復興にフェーズが移りつつあります。
なるべく早く、地域に街の活力を取り戻し雇用も生み出さなくてはなりません。
予算がついても、基本はそこに住む人々がどのような町を望んでいるかが大切です。
そこで私たちがご協力できる事があると思います。
日々、幾多の課題に立ち向かう彼らを見てそう感じました。

宮城県石巻市「CANNUS東北」を訪問しました。

「CANNUS東北」の訪問
石巻復興支援ネットワークに寄る予定で伺った、宮城県石巻市。
道路を隔てた反対側にCANNUS東北の石巻事務所を発見しました。
「あ、そうかCANNUS東北も石巻で活動していた・・・」と、思い出す。
せっかくなので、立ち寄りご挨拶と共にお話を伺う。
 現地リーダーの菅原さんは不在でしたが、電話でお話をする。
実は、お話をしたのは初めて。
明るい、さわやかな声は、NHKのテレビで拝見した時と同じ。
事務所にいらっしゃった山田さん理学療法士の野津さん達からお話を伺う。
慶応大学の湘南キャンパスからICT系の支援で宮川先生もいらしゃって同席をしました。

「CANUS東北」は、現在行政や社会福祉協議会の手が行き届きにくい、牡鹿半島の集落の支援をしているようです。
石巻市はメディアで大きく取り上げられたせいか、行政や社会福祉協議会には比較的物資が集中しましたが、そこから住民への配布や物流の手段などで滞るところもあり、小さな集落や離れた地域で漏れ落ちる住民が出てきました。
避難所そして仮設住宅は比較的支援がしやすい様ですが、家が残りそこに暮らす人々にも十分な支援の手が伸びていないようです。

行政は、住民全体への公平性を意識するあまり、どうしても支援の手が遅れがちにるようで、平等ゆえに苦しむ方々も出てきます。
私達も高齢者や障がい者を支える事業者に対して移動手段としての電動アシスト自転車や雨具、衛生用品を支援して参りましたが、その先の利用者、住民への支援が必要な局面も出てきています。
今回の牡鹿半島へのお布団の支援はそうした面が顕在化した例だと言えます。
支援を必要とする現地との直接的な情報交換の重要性を改めて感じました。
今回の訪問でお話を伺った山田さんは自身が仮設住宅に入り、母親も別な仮設住宅に入居していらっしゃるとの事です。
仮設住宅も手がけた建設事業者により、住み心地や住宅としての質の差があるようで、生活者としてのリアルな感想も伺いました。
ちなみに、住宅メーカーの手がけた仮設住宅は良いようです。(内緒です)
「CANNUS東北」をはじめ、現地で積極的な支援活動をされている団体と常に連絡を取り合い今後の支援に反映できればと思います。

2011年12月29日木曜日

宮城県 亘理町の 亘理ささえあいセンター「ほっと」様へ支援準備中!

宮城県の亘理町社会福祉協議会 亘理ささえあいセンター「ほっと」様から、仮設住宅のスロープに敷くための滑り止め用のマットの支援依頼がありました。
亘理町は積雪は多くはないそうですが、圧接した雪が氷るためにスロープが滑りやすくなっている様で、約100枚の滑り止めのマットが必要との事でした。
このご要望に対してこの度は、人工芝を製造しているメーカー「株式会社アストロ」様より人工芝 アストロターフ を必要数量分のご協力をいただきました。
高価な商品だけに、ご協力に深く感謝致します。
発送は年明けになりますが、人工芝 アストロターフがどのように役立っているかを、「亘理ささえあいセンター ほっと」様よりご報告をいただくのが楽しむです。

「株式会社アストロ」様 ありがとうございます。



牡鹿半島の集落へ、西川産業様のご協力をただき、お布団を支援しました。

宮城県で活動をされている、NPO法人「フェアートレード東北」様から支援依頼がありました。
宮城県石巻の牡鹿半島は集落が点在しており、なかなか支援が行き届いていません。
行政がアクセスできていない方々への支援が必要となりました。
老人の方々は集会などへ出て来られる方が少なく、ボランティアが手分けしてお宅を訪問し、安否、様子を確かめている状況です。
まだ瓦礫も残っているようです。

以下が希望する物資です。
●防寒用電化製品(新品のみ)
1、ファンヒーター、石油ストープ
2、コタツ(2~3名用以上で使えるもの)
3、電気毛布
4、電気カーペット
●食料品(未使用品、賞味期限内のもの)
1、料理の素、調味料、コメ、野菜、果物、ペットボトル飲料、コーヒー、スープ、お菓子類、野菜ジュース、 
(冷凍、冷蔵の食品類を保管する設備がございます)※クール便、チルド便も届きます。
●生活日用品(未使用品)
洗濯用洗剤、食器用洗剤、ボディソープ、シャンプー、線香
●衣料、肌着(未使用品、冬物のみ)
はんてん(男女、大人用、これは支援要望が多いのですが、集まっていません)
靴下、手袋、その他冬物衣類、下着、防寒小物
●衛生用品 
うがい薬、ボックスティッシュ、トイレットペーパー、生理用品
●寝具
布団セット 41組(現在不衛生な古い布団を使っているかたへ、新品のみ)
毛布    58枚
●その他防寒対策品
隙間風遮断シート(結露防止)
加湿器12台(喘息もちの高齢者の方など)

やわらぎソーシャルサポーターとしては、上記のうち、お布団(羊毛ふとんと毛布)を41組み分をご支援させていただきました。
そのうちに20組は、西川産業 株式会社様からご提供いただきました。
温かいご強力に感謝致します。
お布団は既にお送りしています。
その他の物資でご協力できる方は、フェアトレード東北様へご連絡をいただければと思います。
※状況は変化しておりますので都度ご確認をお願いします。

NPO法人 フェアトレード東北
送付先 〒986-0861
 宮城県石巻市蛇田宇字下中埣14-1
電話:0225-94-6883
 電話番号は配送問い合わせ専用です。
メールで受付いたしております。
メール:ft.b.shien@gmail.com

2011年12月24日土曜日

石巻復興支援ネットワーク様から支援に対する報告と写真が届きました。

石巻で活躍されている、「石巻復興支援ネットワーク」渡部様から、自転車や防寒具に対する支援に対して、感想が届きました。
お役立ちいただいているようで、何よりです。
以下は、渡部様の文章


防寒スーツ:普段、仮設住宅での支援活動等で、外に出る機会が多く、防寒効果の高いこのスーツは非常に役に立っております。
お洒落なので、メンバーのお母さん方も喜んで着ています。
自転車は、事務所が駅前の為、車では不便な移動の際に特に役に立っております。
また、仮設住宅の住民の方に仮設サロンの講師をしていただいていますが、その方の移動の足としても大変役に立っています。
ビニル手袋・マスク・消毒液も冬には欠かせないアイテムで大変役に立っております。

本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。


2011年11月28日月曜日

キャンナス様の活動車が、スタッドレスタイヤに交換!!

宮城県で訪問看護、リハビリ支援をしているCANNU(キャンナス)様が活動に使用しているセレナがご支援をしたスタッドレスタイヤに交換しました。
そのお写真をお送りいただいたので、掲載をしました。
東北ではもう雪が降っており、これからが本番です。
大活躍をする事と思います。


















2011年11月18日金曜日

スタッドレスタイヤの支援をしています

8月、9月と、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車、ホダカの内装三段自転車、ヒラノ産業の雨具、その他 消毒薬、マスクと手袋など被災地で高齢者や弱者介護をされている介護事業者や団体の方々にご支援をしてきました。
 活動を続けていくうちに冬に入りました。
 先日は東北に雪が降ったと聞きました。
 冬の足は、主力が自転車から自動車に移りますが、多くの自動車が津波で流され、使用できなくなり、現在 被災地で活躍している自動車は支援をされたものの多くあります。
 その多くの自動車が夏タイヤを履いており、雪が降るタイミングで冬タイヤに履き替える必要があります。
 その様な関係から、私ども「やわらぎソーシャルサポーター」としても、現地で訪問看護や理学療法の活動している、CANUUS様PCAT(日本プライマリー・ケア連合学会)様にスタッドレスタイヤのご支援をさせていただく事になりました。
 現在、ご担当者と連絡を取り、支援実施の作業をしています。
 また、ご報告を致します。

2011年11月14日月曜日

岩手県:気仙介護センター ほほえみ 様より、支援のご報告をいただきました。

ジャパンソサエティ 様
NPO法人ケアセンターやわらぎ 様

有限会社気仙介護センター
事業所名 気仙介護センターほほえみ
代表取締役 古 澤 元 悦

【支援物資の使用状況報告について】
当岩手の気仙地方は紅葉の時期を迎えております。
今年は震災のためかいつもの鮮やかさが見られないのが残念ですが、季節は間違いなく冬近しを感じさせられる今日この頃です。
震災からすでに8ヶ月を数えようとしておりますが、町並みが消え、瓦礫も整理されて何もない状態となりましたが、少しずつ復旧から復興へ向けた取り組みが見られるようになり、人間の心強さを感じながら、日々変化する町並みを眺め、自らの使命である要介護者の援助や支援に明け暮れております。

この度は本当に心温まる物資の支援を頂き本当に有難うございました。
言葉では言い表せない程感激し感謝で一杯です。この支援の気持ちにどう応えて行けば良いのかと思い悩んでおりますが、送られた支援物資を普段の業務の中で使用して行くことが、何よりの御礼であると思い、早速業務に使わせて頂いております。
気仙介護センターほほえみは、地元では「ほほえみさん」と呼ばれ親しまれております。

当事業所は「地域貢献」を理念に、より福祉的な活動に取り組んでいるため、企業らしさがなく、どんな相談や依頼にもすぐ応えてくれるとケアマネジャーさん達からも信頼を得ており、小さな小さな事業所がこうして震災にも負けず再出発出来た所以でもあります。
この震災後は何もかも失い、本当にゼロからのスタートでしたが、全国からの様々な支援があって、どうにか事業を再開することになった事に改めて感謝したいと思います。
さて、本題の使用状況について報告したいと思います。
自転車は4台で、その内2台は電動自転車です。
坂道の多い大船渡の市街地を走るのには持って来いで、本当に疲れ知らずで結構遠くまで行けると好評です。

 
これまで、自転車を使用する機会がありませんでしたが、震災後は車に頼っていた生活が一変して、徒歩や自転車が多くなりました。
かなりの数の車が津波で流され使用出来なくなったことも影響しているようです。
身近な乗り物の良さを改めて感じたものです。
車にだけ頼った生活のためいざ自転車に乗ろうとしても果たして大丈夫なんだろうかと心配もありましたが、事務兼ヘルパーの鎌田さんは30年振りの運転で、最初は不安定だった走行も徐々に30年間のブランクを感じさせない安定した運転が出来るようになり、ヘルパー業務や銀行等の用足しに使用しています。


秋の風を身体一杯に受けながらの走行は車では味わえない心地よさで、その他のヘルパーもセンターから比較的近い場所へのケアには自転車で行くようになりました。
ここでひとつ事例を紹介したいと思います。
Iさんは大震災時自宅におりましたが、地震でびっくりして外へ。
丁度ヘルパーが訪問中だったので二人で声を掛け合っていましたが、ヘルパーは次の利用者宅の訪問が控えていたため、近所の方々とどうにか避難しました。
その後予想もしない津波が押し寄せ海岸から2km離れていたIさん宅も津波に呑まれてしまいました。
盛岡に住んでいたIさんの娘さんが何日か後に避難所に迎えに来てくれて一時盛岡で生活していましたが、盛岡の生活に馴染めず自宅近くに仮設住宅が建つことを聞いて入居を申込み、8月に故郷大船渡へ戻って来ました。
一人暮らしが再び始まりましたが、仮設では隣近所もあまり知らない方が多く、孤独な生活を送っており、再びケアマネジャーさんからの依頼でヘルパーを派遣することになりました。
週1回ヘルパーと一緒に一週間の食料品や日用品を購入するサービスが始まり、寂しい気持ちで生活していたIさんもこの日を楽しみに待つようになりました。
担当の菅野ヘルパーはセンターから1.5kmの仮設住宅まで自転車で向かいます。
介護タクシーが二人を迎えに来て買物に出掛けています。
Iさんにとってこの買物は自らの生活を維持する上でも必要不可欠になっています。



次に雨具はとてもセンスの良いものを頂きました。
東北はこれから冬本番を迎え、雨や雪の季節を迎えます。
雨具としてのみならず雪の日や寒さを防ぐウインドブレーカーとしての役割も果たしてくれるものと期待しながら、大いに活用したいと思っています。

又マスクもこれからの時期には是非必要なものです。
利用者の中にはケアに入る時には感染症や風邪をうつされるのを心配してマスク着用をヘルパーに義務付ける所もありますし、ヘルパーとしても「感染させない、感染しない」を目的にサービスを実施しており、寒さの厳しい冬はさらにマスクの需要が多くなります。
すでにマスクを使用し業務を実施しているヘルパーもおりますので、是非役立たせて頂きます。

マスクと共に毎日の介護現場やセンターへ戻った時の手指の消毒は欠かすことは出来ません。
事務所に備えると同時に各ヘルパーには携帯用の容器に今回頂いた消毒液を詰替えて持たせております。
その都度介護現場では使用しており使用頻度の多いケア用品として大切に使用させて頂いております。
最後にセーフプラスチックグローブは、ヘルパーが身体介護等オムツ交換や排泄介助を行う時の必需品として使用されており、又家事援助の際の掃除等にも使用されています。
最近は感染症の利用者や床ずれ等の利用者も多く、お互いの衛生面に配慮するためにも
グローブの使用が必要不可欠になっております。
こうしてみると本当に今回の支援物資は私たちの現場にとっては必要な物ばかりで、至れり尽くせりのご好意に感謝するばかりです。
震災で何もかも失った当事業所は、皆様方の温かいご好意によって少しずつ復興に向かって歩み始めております。
これからの目標はもう一度津波で流された場所に事務所を設置し震災前のように職員皆で又始められたらという願いで一杯です。その時を迎えられるよう職員一丸となって頑張ります。
ジャパンソサエティ様、NPO法人ケアセンターやわらぎ様そして支援のための手続きにお世話いただいた白河様に改めて御礼申し上げたいと思います。

皆様方のご多幸を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。

2011年11月3日木曜日

岩手 典人会 地域密着ケアホーム「平」様より、支援のご報告をいただきました。

社会福祉法人 典人会  地域密着ケアホーム「平」の笹野さまから、今回の物資支援に関するご報告をいただきました。
大船渡は津波被害が大きかった地域ですが、「平」は、高台にあり津波被害は免れましたが、震災後は避難所となり避難されている住民の方々のケアに活躍された施設です。
地元 大船渡で「イーピックス出版」という印刷会社を経営されている熊谷さまよりご推薦を受けて、ご支援をさせていただきました。
(熊谷さまも会社が津波で全壊をしました)
以下は、笹野さまからのご報告です。

やわらぎソーシャルサポーター様

 ご支援いただいた自転車や雨具等、感謝を持って使用させていただいております。
小規模多機能事業所の訪問サービス、買い物業務を始め、本部事務所、居宅、在宅支援センター等々の事業所で仲良く使い分けをしております。
(電動自転車が人気ですが)

 訪問のサービス業務の他、小規模多機能や、グループホームの宿泊できる施設では、食事もスタッフと利用者が一緒に作ることで、共感したり、高齢者から生活の知恵や家事の効率、さらに食文化の学びをさせていただいております。
 そのための買い物は毎日の欠かせない日課であり、スタッフの業務効率アップには、自転車は大変有り難く活用させていただいております。(利用者さんと遠くのスーパーに行く時は車ですが)

 震災後は道路事情が大きく変わり、生活道路が混み合うため何処に向かうにも車だけでは時間がかかってしまう状態でしたが、いただいた自転車で、時間がかかる移動問題が解決されると大いに期待しています。

 津波で大きな被害を受けた町の復興はまだまだ大きすぎるほどの課題が山積みですが、支援を必要としている高齢者を含む全ての方々に元気を贈れるよう、そして元気な姿を支援して下さった方々に見ていただけるよう頑張っていきたいと思っております。

この度は本当にありがとうございました。

社会福祉法人 典人会
地域密着ケアホーム 「平」 担当者 笹野淳子






2011年10月22日土曜日

ヒラノ産業さんへ冬の雨具を見に行きました。

 冬に支援の一つに、防寒具があります。
今年は、またラニーニャの発生が予想されているようで、冬は寒さが厳しくなるようです。
夏の支援で、雨具のご協力をいただいた、ヒラノ産業さんが冬の雨具がメーカーから入荷しサンプルを見せて戴けるとの事で伺いました。
 ヒラノ産業さんの雨具や防寒具の製造は、今や国内ではなくて中国へそしてミャンマーや東南アジアへ移っているとの事。
今回の「防水・防寒ジャケット」はミャンマーで製造しているそうです。
 上下の揃いで、上は、ライムグリーン、ブルー、ライトグレーとユニセックスで着ることができるデザインとと色です。


下のパンツは黒。
随所に工夫がありました。
例えば、フロントのチャックは大きな輪っかが付いていて、手袋をしていても指を引っ掛けて上げ下げができます。
お尻にはポケットがあり、ポケットは上着の内側にもあります。

 特徴的なのは、胸もとの大きなフロントポケットが左右に2つ。
デザイン上というよりも、この位置の胸ポケットは非常に使い勝手が良いのです。
ちなみに、登山で着用する雨具や冬用のジャケットの多くは胸ポケットです。
腰元にあるよりも、容量を大きくでき、仮に腰にベルトをした場合にポケットが使えないという事がありません。
 大きなフードが付いていますが、天気の良い時や使用しない時は襟の中に畳むことができます。

 腕のそでは、マジックテープで間口を調整して風や雪が入り込むのを防ぎます。
足元は、スナップボタンで裾を小さくする事ができます。
加えて、ヒラノ産業さんの製品の良い所は、「防水」という点です。
 防水機能の無いジャンパーやジャケットならば、スーパーや衣料品店で購入できますが、防水機能がある中綿の入ったジャケットはなかなか無いのではと思いました。
このジャケットを冬のご支援のアイテムとして検討しています。

2011年10月12日水曜日

冬の支援の準備を・・・

 9月末で、夏の支援が一段落をしました。
既に、ご支援 させていただいた介護事業所からの写真や感想文をいただき、順次掲載をしています。

 私たち、ボランティアスタッフとしては、冬の支援の検討に入っています。
夏と冬の違いは、寒さと雪の存在です。
 関東や関西の平野部であれば、季節の差はそれほど気にするものではありませんが、東北地方は関東と異なり寒さも厳しく、雪も日常的にあるだろう。
そのあたりをどこまで考慮した内容にするかを考えています。

 今回、雨具をご協力頂きました、ヒラノ産業 営業企画の佐藤さんのお話では、今年は寒さに備える準備が早くて、既に初回の防寒具はほとんど出荷されたとのこと。
私達もスピードを上げて、支援内容を考えます。

 ちなみに、女川に二階建て、三階建ての仮設住宅が建築されたとの事。
 現地へ行って確かに部屋部が少なく用地確保は苦労をするだろうと思いましたが、多層化は有効な解決策ですね。
 人が階段を登ると揺れるようでは困りますが、ある程度の構造がしっかりしていれば、土地が二倍、三倍に活かすことができます。
 今回の多くの仮設住宅地域で見送られた、集会所やディケアの場所の確保などは、二階建て、三階建ての仮設住宅の一階部分を活用できたのでは・・・写真を見ながらそう思いました。
少なくとも、二階に暮らす人は一階の暖房が伝わり暖かいですね。

2011年10月5日水曜日

福島 須賀川市「NPO法人 つくしホームヘルプ」様よりお写真と感想文をお送りいただきました。

やわらぎソーシャルサポーター 様

 私ども「NPO法人豊心会 つくしホームヘルプ事業所」に沢山の支援物資を頂き有難うございました。
ホームヘルパー管理者を含め9名のスタッフで運営致して居ります。
そのうち登録ヘルパーは1名のみ 残りの8名は常勤です。
(管理者はケアマネジャーを兼務)
 田舎ですので30kmほどの利用者さん宅には車で訪問しますが
近くの利用者さん宅には支援していただいた自転車で行っております。
 震災の時はガソリンもなく大変でした。
小規模の事業所ですが認知症の一人暮らしの方や寝たきりの方が活き活きと暮らすには
どのように支えれば良いか日々研鑽して居ります。

今後とも宜しくお願い致します。



2011年10月4日火曜日

福島 相馬市「NPO法人 ひまわりの家」様から支援の感想とお写真をいただきました。


たくさんの支援物資を頂き有難うございます。
支援物資大変ありがたく早速使わせていただいております。

特定非営利活動法人ひまわりの家は「居宅介護事業所でんでん虫」、「就労継続支援B型事業所ひまわりの家、ひまわりの家3」、「地域活動支援センターひまわりの家2」、「介護タクシーさ、いこカー」をやっています。
3月11日の震災で、ここ相馬市も津波や原発等で大変な被害を受けましたが、原発から40キロメートルほど離れているので事業所を閉鎖することなく土、日も返上で不安を抱えている利用者さんの支援にあたる事が出来ました。
今回ご支援いただいた物資は、利用頻度が高く毎日使うものが殆どで大変ありがたく早速使わせていただいています。
ヘルパーは勿論、日中活動の各作業所にも分配して利用者さんにも使わせて頂いております。
調理時の手指の消毒、食品の梱包時のマスク・消毒、メール便の配達も新しい物好きの利用者さんたちはヘルパーの人達が使わない時には、自転車を使わせていただき配達に向かいます。
本当に有難うございます。
職員、利用者一同、心から感謝しております。

 相馬市には他市町村から避難していた人達が仮設住宅に入居してきています。
その方たちの中に介護が必要な方や、障害を持った方もいますので利用者さんは増えてきています。
私たちが出来る事は限られていますが出来るだけの支援をしていくつもりでいますのでこれからもよろしくお願いいたします。

福島県の相双地区は原発の影響で4箇所の精神科病院で合計840床閉鎖され入院されていた方々は県内外の精神科病院に転院を余儀なくされました。
その方々が退院の時期を迎えても帰ってくる住まいの場がありません。
当法人ではグループホームもやっておりますが、今年1月に作ったグループホームが満員になり、急遽新築し、113日の引渡しが決まっているものも開設する前から予約の方で、もう満室状態です。
 ここ相馬市は物件を見つけようと思っても、津波と原発の影響で住宅が無くアパートや空き家の待ちは各100人くらいずつあるような状況です。
新築と言ってもNPO法人なので資金が無く年に何箇所も立てることは出来ないのは現状です。
また、補助金を受けるのは難しく各病院等からの当合わせに断らざるを得ない状況です。
もし使える補助金等の情報がありましたら是非教えていただければ幸いです。